住宅を購入する際には必ず火災保険の提案があります。
住宅ローン手続きや物件引き渡しの手続きと同時に加入申込書を書くことが多いためか、じっくり補償内容を考えて加入している人は少ないのではないでしょうか。
確かに補償内容は各社似たり寄ったりで、比べるのは保険料だけというのもうなずけます。
ここ数年、火災保険は何度か改定され保険料が上がり、契約年数が短期化されてきました。
以前は保険期間最長36年の契約も可能でしたが、現在では5年となりました。
長期契約は保険料を一括で支払うことにより1年あたりの保険料が割安になるメリットがありましたが、最長5年の契約ではメリットも薄くなってしまいました。
そんな中で、おやっと思った商品がありました。
その商品の特徴が、修理業者を手配してくれる、というものです。
一般的な火災保険の保険金請求は以下の通りです。
- 自分で修理業者を手配する
- 見積もりを取得する
- 損害の状況を写真等で記録する
- 書類一式を提出して保険金を請求する
- 修理業者に修理代金を支払う
修理業者を手配する、といっても誰に頼めばいいのか分からない人の方が多いと思います。
複数社に依頼して相見積もりを取るようなことも面倒です。
修理業者は保険金が出ようが出まいが、あなたの家を修理したのであればお金を請求します。火災保険とは無関係です。
そのため、事故・災害の連絡をすれば保険会社が修理業者を手配してくれて、修理費用も保険会社が直接修理業者に支払ってくれるなら、加入者にとってとても便利ではないでしょうか。
事故時の対応というのは、経験した人ではないと分からないですがかなりの手間です。
この修理費用が全額保険で出るのかな?と思いながら修理を進める不安もあります。
保険会社がマルっと対応してくれるなら、こんなに安心なことはありません。
火災保険も自動車保険と同様に付帯サービスで競争する時代になりそうですね。