確定申告の季節になりました。
サラリーマンの方が確定申告をする機会は多くありませんので、何となく難しいだろうと思いがちです。しかし、今はネットで簡単に手続きができるようになっています。
昨年中古住宅を買ったので、住宅ローン控除を受けるためこれから確定申告する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住宅ローン控除を受けるためには、初回だけは確定申告をして、2年目からは職場の年末調整をすることになります。
また、住宅ローン控除の制度が少し変わって、中古住宅では2種類の制度があります。
買取再販といわれる、不動産会社が一定のリフォーム工事を行った中古住宅を買った人は、より大きなメリットがあります。
- 借入限度額：3,000万
- 控除期間：13年間
- 控除率：0.7％
年末の借入残高（借入限度額以内）×0.7％（控除率）＝その年の減税額、となります。
もし、年末の借入残高が4,000万であれば、借入限度額は3,000万なので、3,000万×0.7%=21万が減税となります。
21万円よりも多く所得税・住民税を支払っていれば、21万が還付されることになります。
21万円よりも少ない所得税・住民税を支払っていれば、支払った全額が還付されます。支払った以上のお金が還付されることはありません。
控除期間が13年間なので、13年間毎年減税が使えます。
一方、買取再販以外の、一般個人が売主の中古住宅を買った人は
- 借入限度額：2,000万
- 控除期間：10年間
- 控除率：0.7％
先程と同じ年末借入残高があったとして、借入限度額が2,000万のため、還付される税額は14万円です。
買取再販と比べると7万も少ないです。
また、控除期間が10年なので、買取再販と比べると3年短いです。
自分が購入した中古住宅は買取再販に該当するのかどうかは大事なポイントになりそうですね。
気になる方は確定申告をされる前に確認してみてください。
