先日、kindleで、『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」という本を読みました。
自己分析の結果、私は世間一般のことを批判的な目で見ることが好きなようです。
そっか、確かに、と納得させられる思いがしました。ここ最近のニュースで住宅ローン金利の上昇について多くの報道を見たことに対して、どこか批判的な目で見ている自分がいるのです。
10年国債の金利上昇に伴い住宅ローンの固定金利が上がった!でも、たった0.2%ですよね?
これから住宅ローンを組んでマイホームを購入しようとしているあなたへ。
金利が0.2%上がってしまい、先月なら35年固定金利が1.2%だったのに、今月は1.4%になってしまいました。
その結果、借入金額:4,000万、返済期間35年で考えると、月々返済が3,843円上がってしまいました。
35年間の総額で考えると約161万円多く利息を支払うことになります。確かに、たった0.2%といえども大きな値上げに感じます。
ただでさえ物価が上がって家計負担が増えているのに、金利まで上がったらますます負担が増えて困ってしまう…という報道が多かったように思います。これから購入する人は大変だ、という意見です。
私の見方はちょっと違いました。
これから住宅ローンを組むならセーフ。一方、すでに購入している人はライフプランの見直しが必要かも?
これから購入する人は金利上昇によって住宅ローンの負担が増えることがハッキリしたのだから、それに対応すればいいだけです。
- 予算を見直して住宅ローンの借入額を抑える
- 固定費を見直して月々の支出を抑える
方法は色々ありますが、まだ購入していないのですからいくらでも対応できます。
低金利の時には変動金利にしようか長期固定金利にしようか迷っている人も多かったです。今後は金利が上昇していく傾向なのがハッキリしたと思えば、長期固定金利で組むにはいい時期だともいえます。
では、すでに購入している人にとって今回の金利上昇はどのような影響が考えられるのでしょうか。
固定金利で借りている人は、期中に金利が上がることはありませんので安心です。35年固定金利で借りた人は全く影響無し。当時の自分の選択を褒めてあげてください。
また、固定金利といっても20年固定金利や10年、短いものだと1年や3年の固定金利で借りた人もいるかと思います。期中は金利上昇の影響はありませんが、固定金利期間が終了したときが怖いです。
その時点の変動金利または固定金利を選ぶことになります。そのため、金利が上昇していると借りた時点の金利と現在の金利の差が大きい可能性があります。
キャンペーン金利、当初大幅金利引き下げなどにより10年固定金利などが優遇されていた時期があります。そのため、今後の金利上昇によっては借入当初との金利差が1%以上となる人も出てくるでしょう。
そんな方はちょっと真剣に家計のことを考えた方がいいかもしれません。
月々返済を抑えたいがために変動金利にすることも選択肢としてありますが、安易に選んでしまうとあとが大変かも。
というわけで、金利上昇はこれから住宅を購入する人よりも、すでにローンを組んでいる人のほうが大変なのではないかと思ったのです。
新聞、テレビの報道内容も新規購入者目線ではなく、すでにローンを組んでいる人目線で伝えたらいいのに…と批判的な目で見てしまいました。
※今後は住宅ローン借り換え相談が増えるかも!スマアトFPは借り換えも相談できるよ。